Z空調は家全体を冷暖房する設備です。快適そうだとは思っても、毎月の電気代がどのくらいかかるのか、気になりますよね。
私も桧家住宅を検討していたとき、冬の電気代やメンテナンス費用が気になっていました。家を建ててからは長い付き合いになる設備ですから、できれば実際に住んでいる人の数字を知りたいと思っていたんです。
我が家は栃木県宇都宮市に建てた桧家住宅のスマート・ワン Vシリーズ。2020年12月に入居し、Z空調を使い始めて5年以上になります。
今回は、2025年10月から2026年8月まで、11か月分の実際の電気料金を公開します。冬は氷点下になる宇都宮で、家全体を冷暖房しながらいくらかかっているのか。そして、その金額を私自身がどう感じているのかをお話しします。
我が家のZ空調、実際の電気代を公開します
11か月分の電気代を一覧にしました
まずは実際の請求額をご覧ください。東京電力エナジーパートナーの請求画面で確認した金額です。
| 請求月 | 電気料金 |
|---|---|
| 2025年10月 | 10,281円 |
| 2025年11月 | 14,518円 |
| 2025年12月 | 18,802円 |
| 2026年1月 | 19,820円 |
| 2026年2月 | 21,140円 |
| 2026年3月 | 15,854円 |
| 2026年4月 | 14,635円 |
| 2026年5月 | 11,146円 |
| 2026年6月 | 10,588円 |
| 2026年7月 | 12,210円 |
| 2026年8月 | 13,530円 |

ここで一つ、先にお伝えしておきたいことがあります。
この金額はZ空調だけの電気代ではありません。 我が家はオール電化なので、給湯や照明、冷蔵庫などの家電も含めた、家全体の電気料金です。
また、太陽光発電を設置しているため、発電した電気を自宅で使った分は電力会社からの請求額に含まれません。この点も踏まえて見ていただければと思います。

一番高かったのは2月の21,140円
宇都宮は冬になると、朝の気温が氷点下まで下がることがあります。暖房が欠かせない地域です。
今回確認した11か月のうち、電気料金が最も高かったのは2026年2月の21,140円でした。1月も19,820円でしたから、冬の請求額はおおむね2万円前後です。
氷点下になる宇都宮の冬に、家全体を暖房してこの金額なら、私は十分満足しています。
もちろん、2万円という金額を高いと感じる方もいるでしょう。ただ、私にとっては、家のどこにいても寒さをあまり気にせず過ごせることが大きいんです。
11か月の合計と月平均はいくらだった?
11か月分を合計すると、電気料金は162,524円。月平均は約14,775円でした。
春や秋の比較的安い月は1万円台前半で、冬になると2万円前後まで上がっています。夏は7月が12,210円、8月が13,530円でした。
まだ2026年9月分の金額を確認できていないので、12か月分の年間電気料金は確定していません。今回はあくまで、確認できた11か月の実績としてご覧ください。
電気代を見る前に、我が家の条件を紹介します
宇都宮市に建てた約31坪の家で、夫婦2人暮らし
電気代は家の広さや家族の人数、住んでいる地域によって変わります。比較の参考になるよう、我が家の条件をまとめました。
| 項目 | 我が家の条件 |
|---|---|
| 住宅会社 | 桧家住宅 |
| 商品 | スマート・ワン Vシリーズ |
| 入居 | 2020年12月 |
| 地域 | 栃木県宇都宮市 |
| 延床面積 | 30.99坪(102.67㎡) |
| 居住人数 | 夫婦2人 |
| 住宅設備 | オール電化・太陽光発電あり |
| 空調設備 | Z空調(1階・2階に各1台) |
我が家のZ空調は、1階と2階にそれぞれ1台の空調機が設置されています。
同じZ空調でも、家族が多い家や延床面積が大きい家、寒さがもっと厳しい地域では電気料金が違ってくるはずです。今回の数字は、あくまで我が家の場合です。
Z空調の設定温度は夏も冬もほぼ26℃
我が家では、夏も冬もZ空調の設定温度はほぼ26℃にしています。冷暖房が必要な時期は基本的に連続運転ですが、春や秋の過ごしやすい季節には止めている期間もあります。
ただし、設定温度が26℃だからといって、家中の室温がすべて26℃になるわけではありません。
実際、我が家では夏の午後に2階の西側の部屋が暑く感じられることがあります。西日や室内のオーディオ機器の発熱も影響していると思いますが、部屋によって温度差が出ることはあります。
それでも、家全体としては快適に過ごせているというのが、私の実感です。

太陽光発電も設置しています
電気料金を比較するうえで、もう一つ大切な条件があります。我が家には太陽光発電が設置されています。
日中に発電した電気を家庭内で使えば、その分だけ電力会社から買う電気は少なくなります。そのため、今回の請求額を太陽光発電のない家と単純に比べることはできません。
ただ、太陽光発電の容量や自家消費量、売電額については、今回確認できる資料がありません。どのくらい電気料金を抑えられたのか、正確な金額は分からないのが現状です。
今回公開しているのは、太陽光発電を設置した我が家が、実際に電力会社へ支払った金額です。
この条件は、読者の皆さんにも知っておいていただきたいと思います。
真冬に約2万円。この電気代を私はどう感じているか
氷点下になる宇都宮の冬でも、私は十分満足しています
電気代が月2万円と聞いて、どう感じるかは人それぞれだと思います。
私がこの金額に納得しているのは、リビングだけでなく、家全体を暖房しているからです。
宇都宮の冬は寒いです。朝、外に出ると身が縮むような日もあります。でも、家の中では寒さをあまり意識せずに生活できます。
暖房している部屋から出るたびに寒い思いをすることも、ほとんどありません。
以前の家での暮らしも経験しているからこそ、この快適さには価値があると感じています。
廊下も脱衣所も暖かい。これがZ空調のうれしいところ
Z空調の良さを感じるのは、むしろリビング以外の場所かもしれません。
真冬に廊下へ出ても、脱衣所に入っても、トイレへ行っても、寒いと感じることがほとんどありません。部屋を移動するたびに暖房の効いた場所と寒い場所を行き来しなくて済むのは、想像以上に気持ちのよいものです。
私は2軒目の家で、冬の脱衣所の寒さを経験しました。そのため、3軒目では家の中の温度差をできるだけ小さくしたいと考えていました。
もちろん、Z空調があれば家中の温度差がなくなるわけではありません。先ほどお話しした西側の部屋のように、暑さを感じる場所もあります。
それでも、冬の廊下や脱衣所まで暖かく過ごせることは、今の家で気に入っている点の一つです。
桧家住宅の住み心地については、別の記事で詳しく紹介しています。
電気代は、快適で健康的な暮らしのための支出だと思う
私は、電気代をできるだけ削らなければならない支出だとは考えていません。
寒い冬でも家の中で気持ちよく過ごせること。暑い夏も、無理に我慢しなくていいこと。そのために必要なお金だと思っています。
もちろん、同じ快適さを得られるなら、電気代は安い方がいいですよね。だからこそ、家の断熱性能や空調設備をしっかり考えることには意味があると思うのです。
私が求めているのは、電気代が一番安い家ではなく、できるだけ少ないエネルギーで、毎日を快適に暮らせる家です。
宇都宮の真冬に、家全体を暖房して電気代が2万円前後。今の私には、この暮らしがとても合っています。
1軒目の家と比べて、Z空調の良さを改めて感じます
1軒目は家庭用エアコン2台。冬の電気代は3万円以上だった記憶があります
私はこれまでに3回家を建てています。
1軒目は約40坪の高気密・高断熱住宅で、家庭用エアコン2台を使っていました。
この家も、とても快適でした。寒いアパートから引っ越したときには、家庭用エアコンでこれほど暖かくなるのかと驚いたほどです。広いLDKだけでなく、廊下や脱衣所、トイレまで寒さをほとんど感じませんでした。
ただ、当時の2月の電気代は、記憶では3万円を超えていたと思います。
当時の請求書は残っていないため、正確な金額ではありません。現在の家との比較では、その点を踏まえて読んでいただければと思います。
今はZ空調で家中を冷暖房。それでも真冬の請求額は約2万円
現在の桧家住宅は約31坪で、1階と2階に設置されたZ空調を使っています。
2026年1月の電気料金は19,820円、2月は21,140円でした。
1軒目と同じように、今の家でも廊下や脱衣所まで暖かく過ごせています。さらに、Z空調は各階の空調機から複数の場所へ空気を送る方式なので、居室ごとに壁掛けエアコンを設置する方法とは使い勝手が違います。
私自身は、部屋ごとに冷暖房を操作することをあまり意識せずに暮らせるところが気に入っています。
家の広さも間取りも違う。それでも私がZ空調を気に入っている理由
比較しやすいよう、1軒目と現在の家を表にまとめました。
| 比較項目 | 1軒目 | 3軒目・桧家住宅 |
|---|---|---|
| 延床面積 | 約40坪 | 約30.99坪 |
| 冷暖房設備 | 家庭用エアコン2台 | Z空調(各階1台) |
| 冬の住み心地 | 廊下や脱衣所まで暖かかった | 廊下や脱衣所まで暖かい |
| 2月の電気料金 | 3万円以上だった記憶 | 21,140円(2026年請求分) |
| 金額の根拠 | 筆者の記憶 | 実際の請求画面 |

代替テキスト:高気密高断熱の1軒目で使っていた家庭用エアコン2台と現在の桧家住宅のZ空調を比較した図
1軒目と3軒目では、広さも間取りも違います。電気料金の単価も時代によって変わっていますし、太陽光発電の条件も同じではありません。
ですから、今回の数字だけで「Z空調にしたから電気代が安くなった」とは言えません。
それでも、今の家ではZ空調で家全体を冷暖房しながら、真冬の請求額が2万円前後に収まっています。
1軒目も暖かく快適な家でしたが、今はZ空調の使いやすさと電気代の両方に満足しています。
私にとっては、それが一番大切なことです。
Z空調の電気代は、家によってどのくらい違うのか
家の広さや間取り、住む地域によって変わります
我が家の電気料金をご紹介しましたが、同じZ空調を採用しても、すべての家がこの金額になるわけではありません。
建物の広さ、断熱性能、窓の大きさや向き、住んでいる地域の気候など、電気代に関わる条件はいくつもあります。
例えば、宇都宮と温暖な地域では冬の暖房負荷が違いますし、同じ広さでも窓から入る日射や間取りによって空調の効き方は変わります。
これからZ空調を検討する方は、我が家の金額を一つの参考例として見ていただくのがよいと思います。
設定温度や使い方でも電気代は変わる
我が家は夏も冬もほぼ26℃設定で、冷暖房が必要な時期は基本的に連続運転しています。
ただし、24時間運転が必ず一番安いとは限りません。外気温や家の断熱性能、留守にする時間などによって、消費電力量は変わります。
我が家の場合は、電気代を細かく節約するために頻繁に運転を切り替えるより、室内の快適さを優先してこの使い方に落ち着いています。
太陽光発電やZEHも、一緒に考えておきたい
Z空調を検討するなら、空調設備だけでなく、住宅全体の省エネルギー性能も考えたいところです。
断熱性能を高めて冷暖房に必要なエネルギーを減らし、太陽光発電で電気の一部をまかなう。そうした組み合わせによって、電力会社から買う電気を抑えられる可能性があります。
ZEHも、こうした省エネと創エネを組み合わせる考え方の一つです。
ただし、太陽光発電には設置費用がかかりますし、発電量は屋根の条件や天候にも左右されます。導入すれば必ず経済的に得になるというものではありません。
私なら、設備費用と毎月の電気料金の両方を見て判断したいと思います。
契約前に、電気代の目安を住宅会社に聞いてみよう
これから家を建てる方には、住宅会社へ電気代の目安を確認しておくことをおすすめします。
その際は、単に「Z空調の電気代はいくらですか?」と聞くだけでなく、建築予定地や延床面積、家族の人数、設定温度、太陽光発電の有無など、できるだけ自分たちの計画に近い条件で確認すると参考になります。
私なら、カタログの目安だけでなく、実際に建てた家の電気料金も見せてもらいたいと思います。
我が家の11か月分の数字も、そうした判断材料の一つになればうれしいです。
Z空調の電気代について、よく聞かれる疑問
まとめ|電気代だけでは測れない、Z空調の良さがあります
今回公開した11か月分の電気料金は、合計162,524円、月平均約14,775円でした。最も高かった2月でも21,140円です。
我が家は宇都宮市に建てた約31坪のオール電化住宅で、夫婦2人暮らし。太陽光発電も設置しているため、この金額がそのままほかの家に当てはまるわけではありません。
それでも、冬は廊下や脱衣所まで暖かく、夏も家全体を冷房できる暮らしに、私は満足しています。
私の場合は、この快適さを得られて真冬の電気代が2万円前後なら、十分納得できる金額です。
これから家づくりをする方には、電気代の安さだけでなく、その金額でどんな暮らしができるのかも考えてほしいと思います。
Z空調に限らず、住宅会社によって断熱性能や冷暖房の考え方は違います。まだ住宅会社を比較している段階なら、間取りや見積もりだけでなく、住んでからの光熱費も含めて検討してみてください。
桧家住宅での建築を具体的に考えている方は、紹介制度の条件も契約前に確認しておくとよいと思います。



















